【写真】水しぶきを浴びる松田詩野 素顔の18歳

 WG出場に向け、前田の勢いが止まらない。今大会は1回戦で男女最高得点をマークするほどの好調で、この日の2回戦も8・17点の高得点を記録。準々決勝は昨年の五輪予選にともに出場した松田、脇田が集結する“優勝候補対決”となり、前田は早々にビックウエーブに乗り、連続技で7・17点。圧巻の試合運びで1位通過し、優勝に弾みをつけた。  準々決勝の高得点は「2人が左側にいたので、(右側にいた自分が)たまたま乗れた。すごくラッキーでうれしい」。強敵への勝利を笑顔で喜んだ。  東京五輪に出場するためには、来年5月のWGで7位以上に入り、さらに日本人2位以上になる必要がある。WG出場権は優勝で獲得できる。まずは「2本目の波も4点以上を出したい」と、2本の波乗りの合計点で決まる試合で、高得点をそろえることを誓った。